ボウズで何が悪い!

本業:ロックフィッシャーマン、時々ショアジギンガーの釣れない日々の記録です。

道具の話② ロッド編

こんにちは。
月曜から超絶ブルーでした、ネガ男です。

晴れの国北部では夜だけ雪が降りました。

さて、道具の話②という事でロッド編です。
ハイパー長文になるので分けて記事にします。

今回はヒラスズキタックルである、

②ライトショアジギング&ライトプラグ用
ロッド:ダイコー フューリアス S1102mh
リール:ダイワ ブラスト4020pe-sh
ライン:バークレイ スーパーファイヤーライン1.5号

について。

今はなき(´;ω;`)DAIKOのBLUELABELからのシーバスロッドシリーズですね。

Made in Chinaです。

○見た目
ハッキリ言ってかっこよくはないです。シンプルと言えばそうですが、あまりにも飾り気が無いw
もう少し何かあってもいいかなと思いますが、そのせいで値段が上がったりブランクス品質落とされてもイヤなのでガマンですね。
ホントに味も素っ気もないブランクス。今流行の4軸やら6軸やらスパイラルなんたらとかは見当たりません。
バットからティップまでツヤ消しブラック。

正直、あの後から巻いて補強してます!感が好きではないのです。
後から巻き巻きするくらいならそうしなくて良いブランクス設計にしてくれ!と思ってしまいます。

多分どこかのメーカーがやり始めて流行ったから各社使ってるんだと思いますし、意味もあるんだと思います。

でも、そういうの嫌い。

そういうのに媚びないで質実剛健的なロッドづくりに共感してDAIKOを選ぶわけです。

とはいえ、見えない様にブランクス内側に外巻きしなくても済む補強をしてるDAIKO。それをおおっぴらにアピールしないDAIKO。
商売的にどうかという事は置いといて、この低価格帯にもちゃんと技術を使ってくるところがニクいですよね。
どうやら別モデルのクロスブリードより良いブランクスだとか。

ガイドはバットガイド以外はシングルのKガイド。ステンレス。SiCですので十分です。


○キャスト&操作性
長めの11ftでMH、レギュラーファースト。
シャッキリしなやか。

『幅広いルアーへの対応力/飛距離/ランディングに優位な11’フィートというリーチを活かすため、軽快な取り回しで応えるハイパワーモデルです。ヒラスズキをメインターゲットとして要求される基本性能を高次元で備えています。』

なんかモヤっとした説明書きですが、その通りとしか言えないw

このロッドを購入した理由は、ある雑誌でヒロセマン氏が波止場でショアジギするんにLSJとヒラスズキロッドでジグ/プラグを使い分けてるのを見たからです。

当時、プラグで青物という概念があまりなく、18㌢とかのトップを投げる気もなかったのでこのモデルにしました。

実際、プラグではミノーで25〜35g、トップで30〜40gあたりの操作性、飛距離は抜群です。長さ来るしなやかさからか、竿が強すぎずトップのアクションやミノーの泳ぎもキレイで素直です。

ジグでは30〜45gならぶっ飛びます!
コチラは長さのせいで激しくアクションさせてもロッドが吸収する気もしますが、長さを活かしたロングジャークや軽快にトゥイッチングさせるとかなら十分。とにかく飛ぶのでそれだけで気持ちいいです。
saku氏に投げさせてみても

「軽く振っただけなのにこんなとぶんか!」

と驚きを隠せない反応を見せてくれました。

他にはテッパンやテールスピンジグ、1オンスまでのジグヘッドもドンピシャ。
その気になればサーフで遠投してザブトン狙い…もできそうです。

長さも慣れればまったく気になりません。


○フッキング、ファイト
さすがに低活性のシーバスのキスバイトは弾きますが、長くしなやかなので食い込みよく、ストロークを活かしてガッチリ掛けに行けます。
ファイト時も適度に竿がいなしてくれるので楽ですし、取り込み前の一番恐ろしい時間帯も魚の動きに追従してくれるので安心です。

一方で、ガチ太なバットである程度のサイズまでなら主導権は渡しません。


今でも鮮明に思い出せる2年前の5月、A士島で初めて上がった釣座。
沖から打ち寄せる波によって反対側の釣座から伸びるウマノセがいい感じにサラしていました。
このロッドでシンペンを通した3投目、波に乗って飛び出したルアーが着水したその瞬間、黄色い尾びれの丸々とした魚体が飛び出しましました。

突然のことでわたしはびっくり!
竿を立てながらあわせを入れファイト開始です。

魚は背の裏側に向かって突っ込みますが、ロッドを寝かせて耐えていると反対側に飛び出してきました。

ビックリして足がすくんでた私は一歩も動けずとにかくリールを巻く。
ですが当時つけていたのはナスキー4000。たわんで巻けません。

それでもポンピングもどきをしながらなんとか足下まで寄せますが、そこから岸際に沿って体躯を横にしながら右に左に対抗してくる相手。

ランディングに入ってくれたsaku氏から

「ラインが擦れとる!ヤバイヤバイ!」

と言われますが、どうしようもなく…


最後には

『スポッ』

無念のフックアウト………

おそらく60あたりのヒラマサでした。

このときは成すすべなくという感じでしたが、どうしようもないということでも無かった気がします。

わたしのヘタクソさと、ナスキーの弱さがこの結果になった、とわたしは思い込んでます。

とにかく、ある程度の青物なら取れる余地はありまぁす!www


とにかく軽くて使いやすく、汎用性もあるロッドということです。

倒産が惜しまれます。


他社でこのクラスの青物対応ロッドは

・硬めのシーバスモデル
・柔らかいショアジギロッド

に大分されると思います。例えば前者ならダイワやヤマガ、後者ならシマノやテンリュウになるかと。

多分、ジグ/プラグの比率で選択すればいいと思います。

いろんなことに使えるこのロッド。
これからも手放せないこと間違いなしです。





ちなみにこのロッドが折れたらコレ買いますw

ヤマガブランクス(YAMAGA Blanks) ロッド EARLY Plus 102MH Slugger[スラッガー]

ヤマガブランクス(YAMAGA Blanks) ロッド EARLY Plus 102MH Slugger[スラッガー]